第3回 歯科医師夫婦のつれづれ手帖〜今求められる考福脳
歯科医師夫婦のつれづれ手帖は、歯科医院を共に営む夫(真面目なのでここではマジオ君)とともに、医院を訪れる人たちに読んでもらうために2014年から書き始めた小さな文章。
なんだかんだで続いています。
ルールは2つだけ。
1 必ず毎月、どちらかが書く。
2 内包は、歯科治療以外のこととする。
回想版:第3回 PTAの副会長として、福井の大会にとんぼ帰り出席して脳科学者の話に感銘を受けた話。
長男が高校1年の年、マジオ君はPTAの副会長という役職に着くことになりました。今までこういう役はどちらかというと逃げていた方だったので、PTAなどという世界に飛び込んだのは初めて。しかもこの年は、次の年に全国高等学校PTA連合会なるものが盛岡主宰にあたるということで、前の年の大会を見ておくようにという上からの指示で、はるばる福井までとんぼ返りしました。
これからの1年は、この大会の準備で結構な忙しさでしたが、初めてのPTA活動を通して、マジオ君はたくさんのママ友(!)ができたのでした。
歯科医師夫婦のつれづれ手帖vol 3~今求められる考福脳〜 (2014年8月)
「幸せになりたい。」と、誰もが思うであろう。しかし、ひとはどんな時に幸福と感じるのだろう?どうしたら幸福になれるのだろう?最近、その答えのヒントを得る機会があったのでご紹介したい。
第64回全国高等学校PTA連合会(高P連)大会参加のため、8月21日、22日と福井県を訪ねた。その大会において、脳科学者茂木健一郎氏が「今求められる考福脳」と題した基調講演を行った。駆け足で登壇した茂木氏は、ステージ上を動き回りながらエキサイティングな講演を繰り広げ、テレビで感じる落ち着いた印象は一変し、私は茂木ワールドに引きづり込まれた。
氏いわく、「ひとは自分の出来ないことが出来た時に、一番喜びを感じる。」とのこと。この時、脳の中では「ドーパミン」という物質が出て、脳が発達する(大人でも)。些細なことでも構わないが、出来ないことに挑戦し続けるのが幸福へのカギである。
欠点をも含んだ自分の個性を受け入れるところから、幸福への道は始まる。自分の個性はひとと会わなければわからない。しかし、ここで大切なのは、他人と比べ落ち込まないことだ。短所のすぐそばに長所が潜んでいることも多い。また、自分一人で全部やろうとせず、出来る人の力を借りてチームでアプローチすることは、幸福への近道である。Etc…
40も半ばを過ぎると、挑戦することに億劫になる。また、ひとに助けを求めるのも、いらないプライドが邪魔をする…。大いに感心し、反省させられた講演だった。
追伸。第65回高P連大会は来年8月19~21日に盛岡で開催されます。高校生のお子さんをお持ちの皆さん、ボランティア等ご協力をお願いすることになりそうです。宜しくお願いいたします。 (2014年8月 マジオ書)