拝啓ノラ猫様 やはりあなたは最強 〜第119回 歯科医師夫婦のつれづれ手帖〜
「歯科医師夫婦のつれづれ手帖」は、2010年から歯科医院を営む夫婦が、医院を訪れる患者さんに自分たちの人となりを知ってもらいたいという気持ちから、2014年より院内新聞の一角に書き始めた小さな文章。2024年4月の移転後も、なんだかんだ言って続いています。
ルールは2つだけ。
ルール1 必ず毎月、どちらかが書く
ルール2 内容は、歯科治療以外のこととする(時々ルール違反あり)
さて、今回は、今までも何度かこのコラムに登場している我が家の周りに数年住み続けているのら猫「ブテちゃん」のお話。
地域猫ではありませんが、のどかな盛岡郊外の住民に暖かく見守られながら、何年も元気に暮らしています。
第119回 歯科医師夫婦のつれづれ手帖 「拝啓ノラ猫様 やはりあなたは最強」
この「つれづれ手帖」に、もう2回も出演(!?)している白黒の可愛らしい顔の野良猫。
とうとう3回目の登場です。自然あふれる盛岡郊外の我が家の近隣にもう何年も住み着いていて、私たちは「ぶてちゃん」と呼んで親しんでいます。
このぶてちゃん、毎年夏になると赤ちゃんを産むのです。
昨年、いつになく5匹も一気に生まれ、疲れ切っていた姿に心を痛めた時の話を、昨年の第112回で紹介していますので、猫好きの方はぜひ読んでみてくださいね。
さて、今年もお腹の大きな姿を見ていたので、そろそろかな、と思っていたら、来た来た。
可愛らしい子猫1匹を連れて、今年も我が家の草ぼうぼうの庭にやってきました。
昨年の悲壮感あふれる姿とは打って変わって、母猫も子猫も元気いっぱい。
緑あふれる庭を走り回り、「こんなんでました、よろしく」と子猫を披露しているようです。
何年も野良猫生活を元気に、自由に続けているところを見ると、おそらくこうやって営業し、「お得意さん」を多く獲得しているのでしょう。
昨年は、いよいよ保護しようか、市役所に連絡しようかとあれこれ悩みましたが、ぶてちゃんの「たくましさ」はもう織り込み済み。
しかも、意外と誇り高く、情にほだされていで一度餌をやっても、次の日からはもう姿を現さないのです。
もうあまり心配せず、放っておくことにしました。
それにしても、今までいろんな模様の子猫がいたのですが、今回は驚くほど母猫ぶてちゃんにそっくりで、思わず大笑いしてしまいました。
こんなシンクロがあるんですね。
おそらくこのコラボで、のどかな近隣の家々にも、笑いと癒しを振り撒き、これからも元気に暮らしていくのでしょう。厳しくも、どこまでも自由な野良猫の生き方に、毎年感心させられるのです。(文 松浦直美)
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歯科医師夫婦のつれづれ手帖 『スクエアニュースレター」より
デンタルスクエアもりおか青山
岩手県盛岡市青山2丁目6-20
電話019-681-3719
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