大人のインビザライン奮戦記 〜第114回 歯科医師夫婦のつれづれ手帖〜
歯科医師夫婦のつれづれ手帖は、2010年から歯科医院を営む夫婦が、医院を訪れる患者さんに自分たちの人となりを知ってもらいたいという気持ちから、2014年より院内新聞の一角に書き始めた小さな文章。
なんだかんだで続いています。
ルールは2つだけ。
ルール1 必ず毎月、どちらかが書く
ルール2 内容は、歯科治療以外のこととする(時々ルール違反あり)
第114回 大人のインビザライン奮戦記
「インビザライン」というマウスピース矯正の事を、聞いたことがある方もいらっしゃるかと思います。
透明なマウスピースを、1週間に一度ずつ取り替えていくことで、少しずつ歯を動かしていく歯列矯正方法です。
当院でこの矯正を取り入れてはや3年近くになります。患者さんはもちろんですが、院長はじめ、当院スタッフ、その 家族など、多くの方が実践し、綺麗な歯並びゲット!という嬉しい結果を出してきました。
実はかくいう私も、2ヶ月ほど前からとうとうインビザラインを始めました!
前歯のねじれが写真に映るたびに気になっていたのと、深くかみ込んでいる噛み合わせを少し高く上げることによっ て、前歯に対する負担を減らす、という「美容」と「老年期への準備」を一緒に行おうという作戦です。
ただ、自分で始めて見ると意外と大変。食事の時は外して、食事が終わると歯を磨いてまたはめるのですが、これが 忘れる忘れる。みなさん、よく頑張っているなあと治療中の患者さん達を尊敬しました。
職場に向かう車の中で、なんど「あっ、忘れた!」と引き返したことか。 旅の途中の食べ歩きで、試食にもらったお饅頭を食べようとしたら「あっ、インビザライン・・・」。人混みの中でどうする こともできず、そのまま食べちゃいました(味が分かりませんでした・・)。
でも、友人との会食の時など、「ちょっとお手洗いで、インビザライン外してくるね♪」という時は「私って最先端(^o^)」と 少しイケおば感に浸れるのですよね。(勝手にしたら?)
まあ、そんなこんなで、まさに「奮戦記」という様相ではありますが、インビザライ ンに限らず、「ちょっとした矯正」を行うことは、費用も比較的少なく歯のならびや 噛み合わせを整えてくれます。
私の矯正期間は約半年。必要最小限の矯正で、その後歯を削らずに白い詰め 物ですり減った前歯の形を整える予定です。大人の矯正治療は、このように他 の治療と組み合わせて、【無理をしない、最低限】が良いのだろうと思います。 興味のある方は、是非、お声がけくださいね。
英語のインビジブル(見えない)から名 前がついたインビザライン。この通り、 全く目立ちません。